今回私は無料で利用できる仮想通貨損益計算サービス「Cryptact」を使って書類作成しました。とにかく、「カスタムファイル」の作成がめっちゃくちゃ大変でした(。>0<。)この記事では、カスタムファイル作成の際に、サイトのヘルプを見ても解決できなかった内容や躓くポイントに絞ってご紹介します。
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この記事の目次
未分類取引のカスタムファイルがくせ者
cryptactにアップロードすれば損益計算は終わりじゃないのが悲しいところ。Cryptactのアップロードに対応していない取引履歴をカスタムファイルに纏めるのが苦労しました。
カスタムファイルに纏めるデーターは、
- ハードフォーク
- ICO参加
- 仮想通貨で商品購入
- マイニング
- 送金手数料
- 未対応通貨の取引
- AirDrop、アフィリ報酬
- 貸しコイン
結構ありますね。
各取引所やウォレットの1年間の取引履歴を確認していると「あれ?これはどう入力するのが正解なの?」と疑問点がいくつか出て来ました。せっかくまとめたデーターの再度見直しと追加修正しなきゃいけない部分が後から出るわ出るわで(^▽^;)
確定申告期限まであとわずか!!
なのに「確定申告まだ終わってないーやばいよー!」って方に見て欲しい!
がっつり「カスタムファイル」を作る前に注意点を確認して、時間をロスせず損益計算さくさくっと終わらせちゃって下さい。(私と同じ様に二度手間にならないように☆)
時間が無いので私もさくさくっと書いていきます
ダッシュ!≡≡≡ヘ(* ゚-)ノ
まずは結論から!
カスタムファイル作成の注意点は5つ!
- 取引の時刻「Timestamp」を統一させる必要あり
- 入出金履歴に時刻が表示されていない場合はTXID(トランザクションID)から確認
- 未対応通貨や、自動取得されなかった通貨の主軸通貨1単位あたりの価格「Price」の確認
- AirDropの主軸通貨1単位あたりの価格「Price」は法定通貨しか入力できない
○(GBYTE/JPY)
×(GBYTE/BTC) - Changellyからの送金手数料はサイトの履歴画面から簡単確認!
(サイト画面で確認できる取引詳細履歴とダウンロードした取引履歴内容が違うので注意)
特に取引時刻とChangellyの取引履歴、、、みんな気づいてさらっとできたんですか?そんなの当たり前すぎの世界?疎い私は気づくのに時間がかかりましたw
①取引の時刻「Timestamp」を統一する
「Timestamp」欄に入力する取引の時刻。これ、ダウンロードした履歴データー見てたら
協定世界時UTCと
日本標準時JST(UTC+9時間)の二つの表記が存在します。
アップロードできるカスタムファイルは1つのみ!だから入力する全ての取引時刻をどちらかに合わせる必要があります。(アップロードする際にタイムゾーンが指定できます)
日本標準時に合わせるならUTCから+9時間するだけです。
このサイト↓で簡単に日本標準時に変換もできます。
http://www.jisakeisan.com/
取引時刻については日付が変わらない限り影響ないかと思います。不明な時は「0:00:00」と入力してアップロードでもOKかと。ただ、私は一応調べて入力しました。
また、ダウンロードした入出金履歴データーの時刻がどちらなのか分からない場合があるので、私が確認できた範囲で記載しておきます↓
取引所やウォレットの表記取引時刻の区別
【協定世界時UTC】
- My Ether Wallet
- NEM-NanoWallet
- GateHub
- Binance 入出金履歴
- changelly(ダウンロード取引履歴)
【日本標準時JST(UTC+9時間)】
- TREZOR
- Ledger Nano S
- LISK nano wallet
- electrum-mona
- BitMEX 入出金履歴
- GMOコイン 入出金履歴
- changelly(サイトの取引履歴詳細)
(※2018年3月5日時点)
bitFlyerやCoincheckは送金手数料が自動対応になっているため私は確認しなくてOKでした。
②時刻が分からない時はトランザクションから確認
入出金履歴に時刻が表示されていない場合はトランザクションから確認します。
各通貨のTXID(トランザクションID)が確認できるサイトたち
今回調べた通貨のだけ貼っておきます↓
BTC
https://blockchain.info/ja
XEM
http://explorer.ournem.com/#/
BCH
https://blockdozer.com/insight/
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③主軸通貨1単位あたりの価格「Price」の確認方法
未対応通貨や、カスタムファイルをアップロードして自動取得されなかった通貨には主軸通貨1単位あたりの価格「Price」を自分で調べて取得する必要があります。
investing.comで終値を確認する方法↓
④AirDropの「Price」価格には法定通貨しか入力できない
例えば、AirDropでGBYTEがウォレットに付与された場合の1枚当りの価格を入力する場合、決済通貨の単価は法定通貨にしか対応していないのでGBYTE/JPYを入力する必要があります。
○(GBYTE/JPY)
×(GBYTE/BTC)
そもそもGBYTEは日本の取引所ではまだ取扱いが無いので、このサイトでGBYTE/BTCの価格を取ってきてからGBYTE/JPYの価格に直して入力します。
BTC/GBYTEの価格をinvesting.comから取得
JPY/BTCをcoincheckの終値一覧から取得
計算例:0.03BTC/GBYTE×900,000JPY/BTC=27000.00JPY/GBYTE
⑤Changellyからの送金手数料を簡単確認!
Changelly(チェンジリー)はアルトコイン同士の交換も簡単に出来ちゃう便利な取引所ですが、Changellyからの送金手数料はダウンロード履歴には記載されていません。簡単な確認方法はこちら↓
「Total fee」の手数料数値にマウスを置くと内訳が出てきます。

例えば、TREZORのBTCをChangellyでXRPに交換してLedgerNanoSへ送る場合、カスタムファイルで入力する手数料は2つ
- TREZORの→ChangellyへBTCを送金
(TREZORの履歴で送金手数料を確認) - Changelly→LedgerNanoSへXRPを送金
(Changellyのサイト画面から送金手数料を確認)
カスタムファイルに入力するデーターの中でも、私は仮想通貨の送金手数料が一番多かった。。めっちゃ膨大でした。
仮想通貨の送金手数料はbitFlyer, coincheck, krakenのみアップロードしたデーターで自動対応されています。
ちなみにcryptactの取引所別対応状況はこちらで確認できます↓
それ以外の、例えばTREZORからBittrexへのBTC送金等は手入力していきます。この仮想通貨の送金手数料、Changellyに限らず分かりにくい場合は送金先に届いた通貨枚数を確認したりトランザクションを確認したりなかなかの手間ですね。
余談ですが、Changellyのサイト画面で確認できる取引履歴とダウンロードした取引履歴内容が違うので注意です!
2つの送金手数料さえカスタムファイルで計上しておけばトータル通貨枚数に違いはないんですけど、この微妙に違う数値たちに惑わされて半日潰してしまいました≧(´▽`)≦アハハハ あぽぉ。

「Total fee」なのにトータルじゃないし。
さっき貼った取引所別対応状況でも確認できますが「Changelly」の送金手数料は考慮されていません。そもそも対応していないってことはChangellyのダウンロード取引履歴に送金手数料は含まれていないっていう事は分かるんですけどね。記載項目が同じなのに数値が違うっていうのが気持ち悪いですよねw
ちなみにcryptactで取得される時刻はUTCに素直に9時間プラスした時刻です。あたりまえですが。
また、もしカスタムファイルを修正してもそのまま再度アップロードしてOK!上書きされます!
以上!
私が躓いた点はこんな感じです。
まだ損益計算が終わっていない方、少しでもお役に立てれば幸いです(*゚▽゚)ノ
(そんな私もまだ税務署行けてないけどね!記事書いてる場合じゃないw)
追記:無事に期限内に確定申告が終わりました!来年も利用することになると思われるクリプタクトなのでこの記事が自分の備忘録としてきっと役立つことでしょう。来年は資料作りもすんなり終わるかな?w
